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近代美術館 教員講座 

 埼玉近代美術館で行われた教員講座に参加してきました。
 彫刻家 高田 洋一氏によるワークショップ「風の形 アートで体感」というタイトルで、風によって動く立体作品をケント紙と竹籤でつくるという講座でした。

 午前中は高田先生からのレクチャーと先生の作品「翼“双"」の鑑賞会でした。
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この作品は台座が石で翼が竹籤と和紙で作られているのですが、絶妙なバランスで翼が石に乗っていて、室内の空気の流れを感じでゆっくりと翼が動き形を変えていきます。

 高田先生は美術と科学をつなぐワークショップの他、様々な美術教育普及に取り組んでいて、小中学校や今日のような教員講座、美術館でのワークショップなどの指導をしてこられました。
 
 作品も国内外のパブリックアートとして様々なところに展示されていて、実際に見たことがいるものも多数あり、このような先生にご指導いただけるとは本当に幸運でした。

 午後は先生から実際に作品を作りながら説明していただいた後、1時間半が自分たちの作品作り、約30名の先生方も集中して作業に取り組んでいました。
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私の作品です。夏らしく鯨の親子がゆっくり泳いでいるイメージですが、ちょっとまとまりすぎたかな・・・・
他の先生の作品もそれぞれ様々な工夫をしていました。バランスをとるのが少し難しいですが、紙という素材が小・中生にも取り組みやすいと感じました。そして、動くのがとにかく楽しい。
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 最後に高田先生から一人一人の作品にコメントをいただきました。どの、作品も丁寧に良いところを探してコメントを言っていただきました。これこそ、普段、私達がになかなか出来ないことで、「生徒の作品の良いところを認める」という評価の大切なことを改めて感じさせられました。その他にこどもたちに「何故図工・美術があるか」という説明をなさる時のご自分のお考えなどを聞くことができ、本当に充実した講座でした。

by shigeshige05 | 2009-07-29 13:38 | ワークショップ

ゴーギャン展と絵本原画展

今日は「ゴーギャン展」を鑑賞しに国立近代美術館に向かいました。さすが、連休の最終日ということもあり、入場はすんなりできたものの中は大混雑。
 つくづく「世の中にこんなに絵を見るのが好きな人がいるんだ。学校の図工や美術の授業ってやっぱり大切だ」と思いました。

今回は初期 の風景画から「ノアノア」の版画までゴーギャンの幅広い活動が分かり易くまとめられて展示されていました。ゴーギャンというとやはりタヒチの女性を描いたエキゾチックな画風が有名で図録で見る限り絵画はオレンジとミドリが鮮やかな派手な配色のイメージですが、実際はかなり繊細でやわらかな色調なんだと思いました。

 ボストン美術館所蔵の「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」は描かれている人物や動物、鳥にひとつひとつゴーギャンの意図するものがあり、それを謎といていく大型モニターによる解説が分かり易くて興味をひきました。

 その後、四谷にあるCCAAアートプラザという廃校小学校をアートスペースにしたギャラリーで谷川俊太郎と子どもたちによる詩の絵本原画展「きみは なまいきな かみさまだ」
を見にいきました。
これは小学生の子どもたちが描いた絵とそれを見た子どもたちが詩をつけるというワークショップで書かれた詩が絵本になり、東京都図画工作研究会によるその原画の展覧会です。中には子どもたちの絵に谷川俊太郎さん自身が書いた詩もありました。
 ちょうと着いた時間からの朗読と唄の会のイベントが始まって、絵を描いた子と詩を書いた子が会場で紹介されていました。
 今までたくさん児童や生徒の美術展を見てきましたが、作者の子どもたちに会えるというのはとても新鮮でよいイベントだなと思いました。

  CCAAアートプラザは他にもギャラリーやワークショップがあったりするのでまた行ってみたいと思いました。原画展は7月27日(月)まで開催されていて無料です。

  他にも御茶ノ水界隈は古書や画材店が多く、あちらこちらのお店を覗きながらアートな一日を楽しみました。
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by shigeshige05 | 2009-07-20 22:00

アートカード実践

 2年前市内図工術主任研修会で鑑賞について研修をしたのをきっかけに、昨年度は中学校でオリジナルでカードを使った実践や対話式の鑑賞をやってきました。
 昨年度、埼玉近代美術館、うらわ美術館、川越市立美術館の所蔵作品で作った「アートカード」が県内の各市町村の教育委員会に配布されそこから借りて授業をすることができるようになりました。学期の終わりにさっそく取り組んでみました。

 一番単純なゲーム、スリーヒントでのカードあてゲームです。
5,6年生には最初に1セットの中から各自一枚ずつひいてもらって誰にも見せないようにヒントを考えさせました。
ヒントは
1,気づいたこと(何が描かれているか、作られているか、どんなもの描かれたか
                どんな場面か、色、形どんな制作方法であるかなど・・・)
2,感じたこと(雰囲気、感情、季節、時間)
3,考えたこと、想像したこと(その作品から想像した物語、人物の心の中、作者の意図

 をもとに考えるように指示しました。
ヒントを各時間は5分以内で十分でした。初めてなのにほとんどの生徒がスムーズに考えることができました。5年生に書けない子が数名いましたが、アドバイスすることでヒントを作り出しました。
 ヒントは大人では考えられない視点でみる児童もいておもしろかったです。
       
そして、いよいよゲーム開始。4年生はあらかじめこちらで問題を準備しておきました。
8班に1セットずつ配り、40枚のカードを面にしてカルタ取りの要領でならべます。
 ルールは 
1,最初や2回目のヒントでカードを決めて触ってもよいが、次のヒントで他のカードに替えてはいけない。
2,同時にカードに触れてそれが当たっていた場合はジャンケンで勝った人がカードを貰える。
3,人が決めて触っているカードに後から割り込んではいけない。
4,答え(番号)を言った後にカードをとらない。もし、誰も取れなかったら箱にしまっておく。
5,班の人数は4人か5人なので最後にとった枚数を数えるとき4人班-2枚。


4~5年まで各4クラス 12クラスやりましたが、どのクラスもとても喜んで取り組んでしました。熱くなりすぎて配なくらい一生けんめいでした。終わった後は「楽しかった、また、やりたい」と口々に語っていました。私も楽しかったですが、声を出しすぎて喉が痛いです。ハスキーボイスになってしまいました。

 アートカードは鑑賞の授業をむずかしく考えないで取り組めるとても良い教材です。総合などでも活用できそうです。たった1時間の授業でもこども達はたくさん新しい発見をしていました。どの学校でも気軽に取り組んでいただければ良いなと思いました。
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by shigeshige05 | 2009-07-15 00:21 | 図工教育

休み時間に

 早く制作が終わった児童が「何か作りたい」というので余った木片を出してきて「森の精を作ってみよう」と提案したらとても喜んで制作していました。

 それにはまったのか、梅雨が続いたからなのか、2時間目と3時間の行間の20分休みと昼休みにも「先生、続きやらせて」と続々とこどもたちが集まってきます。教えていない学年の子もいつのまにか来ていて、上級生が面倒をみるというほほえましい姿も見られます。
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 次の授業の準備の邪魔をしない、安全にやる、予鈴がなったら辞めるという条件で私が図工室にいる時は解放しています。たくさん集まった「森の妖精」たちは10月に森林公園て行われるアートフェスタに出品しようと思っています。しかし、だんだん「森の妖精」以外のものも登場してきました。
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図工ファンが増えたことはとても嬉しいです。まずは怪我人がいないようにしないとね。

by shigeshige05 | 2009-07-14 01:04 | 図工教育

ミニ美術展をしました。

学期末になり作品が仕上がってきたのでミニ作品展を開きました。
いつもは学級の廊下などに担任の先生が展示をしていたそうてすが、
集会室を借りて3年から5年の作品を保管場所も兼ねて展示してみました。

廊下展示に比べて破損も少なく、他学年の作品を鑑賞できるよい機会になります。

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       展示会場全体の様子です。廊下にも展示してあります。
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        3年生は粘土でパフェやケーキを作りました。
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      平面は5年生の「空想の世界を描く」様々な技法を使って描きました。
      立体は4年生の「ギコギココロコロ楽しい仲間」のこぎりを初めて使った作品です。

 休み時間などにこどもたちと一緒に鑑賞してギャラリートークしてみたいと思います。

by shigeshige05 | 2009-07-06 22:59 | 図工教育