ゴーギャン展と絵本原画展

今日は「ゴーギャン展」を鑑賞しに国立近代美術館に向かいました。さすが、連休の最終日ということもあり、入場はすんなりできたものの中は大混雑。
 つくづく「世の中にこんなに絵を見るのが好きな人がいるんだ。学校の図工や美術の授業ってやっぱり大切だ」と思いました。

今回は初期 の風景画から「ノアノア」の版画までゴーギャンの幅広い活動が分かり易くまとめられて展示されていました。ゴーギャンというとやはりタヒチの女性を描いたエキゾチックな画風が有名で図録で見る限り絵画はオレンジとミドリが鮮やかな派手な配色のイメージですが、実際はかなり繊細でやわらかな色調なんだと思いました。

 ボストン美術館所蔵の「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」は描かれている人物や動物、鳥にひとつひとつゴーギャンの意図するものがあり、それを謎といていく大型モニターによる解説が分かり易くて興味をひきました。

 その後、四谷にあるCCAAアートプラザという廃校小学校をアートスペースにしたギャラリーで谷川俊太郎と子どもたちによる詩の絵本原画展「きみは なまいきな かみさまだ」
を見にいきました。
これは小学生の子どもたちが描いた絵とそれを見た子どもたちが詩をつけるというワークショップで書かれた詩が絵本になり、東京都図画工作研究会によるその原画の展覧会です。中には子どもたちの絵に谷川俊太郎さん自身が書いた詩もありました。
 ちょうと着いた時間からの朗読と唄の会のイベントが始まって、絵を描いた子と詩を書いた子が会場で紹介されていました。
 今までたくさん児童や生徒の美術展を見てきましたが、作者の子どもたちに会えるというのはとても新鮮でよいイベントだなと思いました。

  CCAAアートプラザは他にもギャラリーやワークショップがあったりするのでまた行ってみたいと思いました。原画展は7月27日(月)まで開催されていて無料です。

  他にも御茶ノ水界隈は古書や画材店が多く、あちらこちらのお店を覗きながらアートな一日を楽しみました。
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by shigeshige05 | 2009-07-20 22:00